フローリングの不具合をメーカーが張り替える
経年変化
床材(フローリング)を貼ったときの、経年変化というと、何を思いつかれますか?
物を落として付いた小さな傷、日焼けによる色の変化、汚れ、そんなところですよね。では、これは?経年変化でしょうか?
10年ほど前に施工した、大理石調の模様がついた表面だけが剥がれました。もともとは12ミリ厚みのフローリングです。
お客様も人が好いことに、自分でボンドを入れて直したようなのですが、ボンドの厚みの分が凸凹になってしまいます。そして剥がれる範囲もどんどんと増えて、困って床のリフォーム工事をした当時の担当者(みやび)に連絡をしてきたというわけなのです。
オーマイティーフロア
現状を見させてもらい、床材・オーマイティーフロアを製造したパナソニック社ショールームで事情を話し、写真を送ったところ、P社の人が現状確認にやってきました。丹念に写真を撮り、しばらくしてP社の責任で張り替えることになり、工事の範囲確認でまた別の人2人が来ました。品番の確認がありましたが、驚いたことに、P社の床材には、1束(いっそく)に1枚、フローリング表面に品番が刻印されているのです。それを見て在庫を確認し、当時の材料の在庫があることがわかりました。
修理へ
このあとはパナソニック社手配でフローリングの張り替え工事がすすめられます。私の手を離れますので様子がわかりませんが、大きな会社が自社の名誉をかけてやってくれることなのでお任せしましょう。
床が経年変化で傷が付くのは仕方がないことです。でも今回のように、それとは違う変化がおきることもあり、そうなったときには施工業者を通じてメーカーに相談してみるのが一番です。
ちゃんと対応したパナソニックさん、流石です。ありがとうございます(*^^*)
※ただし、このあと、相当数の不具合が日本各地で確認されるようになりました。2021年現在、無償対応はほとんどなくなってきているようです。