日本一美しいコンクリートアーチ橋「大宮橋」
愛媛県西条市に、日本一美しいコンクリートアーチ橋といわれる「大宮橋」があります。
大宮橋の完成は1927年(昭和2年)。橋長42.9メートル、幅員4メートルの鉄筋コンクリートのアーチ橋です。アーチリブと道路床板をつなぐ支柱上部の装飾や、支柱間のアーチなど、ディテイールが美しいことから、2005年(平成17年)には土木学会の「選奨土木遺産」に認定されました。ひび割れなどの経年劣化が進んでいたため令和2019年(令和元年)9月から市の補修工事が始まり、今年2020年9月に修復作業が終わったときいて、そういうものが大好きな友人の案内のもと、行ってきました。
実は、行く前にちょっと心配していたのです。綺麗になりすぎているのではないかと。古いからこそ「味がある」と評されるその様子はどうであろうかと。
山の中をくねくねとカーブする道路の行きついた先にあったのは・・・
白くて美しい(美しすぎる)大宮橋(*^^*)
はい。個人的には美しすぎます。年代を感じないほどに。
そして、にょきっと突き出た樋に、それ、もうちょっと何とかならないのかな?などと思ったりもしたのですが、私は西条市民ではありませんしただの通りすがりの観光客なのでね(^-^;
足元に注意しながら川のほうに降りていくと、橋を下から見上げることができます。
2枚目の写真と、ちょっと視線が違うことがお分かりのことでしょう。
建築士という仕事柄、建物を見ることは多かったのですが、こうしてしげしげと橋を眺めたのは、山口県岩国市にある錦帯橋以来だったかもしれません。
実は愛媛県はこうした橋の宝庫であるということも聞いています。屋根付き橋も多いといいますし、これからもどんどんと建物と橋の探検していきたいと思ったのでした(*^^*)
ところで、この大宮橋から見えるところに、もう1つ橋があります。こちらは改修されていませんが、それなりに味があって面白いのではと思います。改修される前の大宮橋の経年劣化もこんなふうであったのかと、そういう見方もできますので、行かれるかたはぜひ一緒にご覧ください。
(橋の名前が読めません)