ヘリテージマネージャー養成講座9回目
八女福島の町家再生とまちづくりについて
今日はヘリテージマネージャーの講習会9回目でした。なんと、次回来月で終わりです。今まで54時間(6時間×9回)を共にしてきた人達の中には「このまま終わりになるなんて寂しいよね」「たまには勉強会をしましょう」などと別れを惜しむ声が出てきました。もちろん大賛成です。とりあえず、飲み会から始めたいみやびです(*^^*)
愛媛県には内子町と宇和町に町並み保存地区がありますが、福岡県にも八女福島というところがあり、今日は八女町並みデザイン研究会の副理事長・中島孝行さんをお招きしての講義でした。伝統建造物が次々と修復され、若い人が町家暮らしを求めて都会から移り住んできているという話はとても面白く興味深いものでした。さびれる一方の内子とはだいぶ違います。四国の人と九州の人では温度差があるのでしょうか?
また、熊本の地震の際に近県のヘリテージマネージャーがいかに活動したかという話もあり、私が取得しようとしているこの資格の未来象が見えたような気がしました。建築士会のほうでも危険度判定の話がありますが、今後建築士は災害の場で活躍を期待される場面が増えてきそうです。でも、そこで冷静沈着に動けるのだろうか?と自分を顧みてしまいました。
来月はいよいよ最終回。久万高原町の家のレポートを発表します。地域としての個性なのか、1人の大工さんの個性だったのかわかりませんが、原木の形を残した丸太の軒桁が面白く、そういう集落があるということを知ってもらいたいなと思います。
(まだ雪ののこる久万高原本組地区)
(原木の形を残した軒桁)
昔の賑わいを感じさせる旅館は今は無人で、朽ちていくばかりです。これを活用したいという人が現れたらどんなにか良いでしょう。