みやびの猫と建物ときどき日記

愛媛県に住む二級建築士兼インテリアコーディネーター、そしてヘリテージマネージャー(歴史的建造物保全活用資格者)です。気になった建物、好きなインテリア、趣味(箏と読書)、そしてうちの5匹の猫たちをご覧いただけたらと思います。

天災は人知を超えるということ

災害に強い家、とよくききますよね。

その災害というのは、地震であったり火事であったりということが多く、これらは建築を学ぶときに、筋かいや補強金物、あるいは防火設備や防火地域として文章にあらわれます。

が、今回の西日本豪雨で人を襲ったのは雨であり、水であり、先日野村町に物資をお届けする道中に被害の様子を見て、何ともいえない気分になりました。

もし水害に強い家を造ろうとすれば、よほど基礎を高くしなければなりませんが、それは生活がしにくいことになり、現実的ではありません。

崩れてくる山や崖のないところ、水に浸かる心配のないところ、という、土地を選ぶことしかできないように思います。天災とは人知を超えたところにあると、つくづく感じました。

西日本豪雨災害により被害にあわれた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。一刻も早い復旧をお祈りいたします。

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