愛媛県松山市の古民家
愛媛県松山市の古民家
先日、古民家鑑定士として、78坪の土地に建つ古民家の調査に行きました。そのままでは売りにくいということで、間取りのリフオーム案を考えてみることになったのです。松山市内なら40坪程度の土地が売りやすく買いやすいのですが、この家は土地が広いばかりに買いにくい家になっています。
きちんとした和室のある家です。
家の中に廊下はなく、畳の部屋が田の字に繋がっています。建具類はガラスが入れられています。大がかりな補修をしなくても、住むことはできそうですが、間取りのリフォームはしたいですね。
雨の日は土地のことがよくわかります
・・・でも、こんなことよりももっと気にしなければならないことがあるのです。それは土地のこと。家の中の使い勝手や間取りはお金をかければ直ります。でも、土地は動かせません。道路からの進入路は車が運転しやすいや、暗くはないか、近所からの視線はどうか、雨の日はぬかるまないかといったこと。
よく、土地を探すには雨のほうが適しているといわれますが、それは本当のことです。お天気の良い日だと気分もウキウキして見逃してしまうようなところが、雨の日に行くとよくわかります。道路に大きな水たまりがあったり(直すのは誰?)、水が引きにくいのではないかとか、分かることが多いのです。
雨の日は家のこともよくわかります
家にしても、雨漏りがあったり、じめじめする部屋があったり、雨がふきこみやすい窓があったり、やたら暗い部屋があったりと、何となく感じるものです。晴れた日なら天井を見上げることも少ないですが、雨の日には意識的に「雨漏りはしてないかな?」と天井に目がいくことも多いでしょう。
不動産は雨の日に見に行きましょう
この土地が欲しい・家が建てたい!と思ったときは、即決しないで、雨の日にもう一度行かれることをお勧めします。
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