インテリアコーディネーターは自宅で失敗します 3
調湿壁材 エコカラットを自分で貼ってみました
リクシルが開発した屋内用の壁材にエコカラットというものがあります。じめじめした日には湿度を吸い取り、乾いた日には放出し、匂いも吸い取るし見た目にも高級感があるという、インテリアコーディネーターが大好きな素材です。
お客様の家に提案し、自分の家にも張り、また自信を深めてお客様に提案し、ということを繰り返している内に思いました。「自分で貼れないだろうか?」
・・・
障子1枚、襖1枚だって自分では貼らない人間です。無謀ですが、面白そうじゃありませんか? というわけで、それでも人目につきにくい2階の廊下に貼ることにしました。しかも煉瓦調のなら何とか、それなりに、失敗しても目立ちにくいですもの。
左の壁の向こう側は吹き抜けになっています。笠木がちょうどエコカラットの上端になっていて良いおさまりですが、さて右側は・・・正直何も考えていませんでしたのでそのまんまです(^_^;)
しかも、苦労して貼ったエコカラットですが、ある日角が黒くなっているのに気が付きました。
犯人は彼らです。
猫って、角にからだをこすりつけながら歩く習性があるんですよね。そのからだは毎日お風呂に入っているわけではなく、舌で舐める程度。身体の汚れがエコカラットに付いてしまったのです(^_^;)
とりあえず消しゴムでこすってみましたが、消しゴムが削らられるだけで効果はありませんでした。
もし皆様がエコカラットを貼ろうとインテリアコーディネーターに相談したときに「猫は飼っていますか?もしくはこれから猫を飼う予定はありますか?」とふいに猫の話をはじめるコーディネーターがいたとしたら、自宅で痛い目にあったんだろうなと察してください(笑)。
うちには猫が3匹いますが、来た人によると猫の臭いはしないそうです。趣味のお箏(琴)の部屋にも貼っていますが、日が入らない部屋なのにじめじめしません。梅雨時も玄関廊下の臭いが気になったりはしません。貼れば半永久的に効果が持続するのがエコカラットです。加湿器・除湿器のように電気代がいるわけではありませんから、お勧めです。