天災は人知を超えるということ
災害に強い家、とよくききますよね。
その災害というのは、地震であったり火事であったりということが多く、これらは建築を学ぶときに、筋かいや補強金物、あるいは防火設備や防火地域として文章にあらわれます。
が、今回の西日本豪雨で人を襲ったのは雨であり、水であり、先日野村町に物資をお届けする道中に被害の様子を見て、何ともいえない気分になりました。
もし水害に強い家を造ろうとすれば、よほど基礎を高くしなければなりませんが、それは生活がしにくいことになり、現実的ではありません。
崩れてくる山や崖のないところ、水に浸かる心配のないところ、という、土地を選ぶことしかできないように思います。天災とは人知を超えたところにあると、つくづく感じました。
西日本豪雨災害により被害にあわれた皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。一刻も早い復旧をお祈りいたします。